H-1グランプリ 「牛久沼」 参戦

皆さんこんにちは。伊藤雄大です。

茨城県牛久沼で開催されたH–1グランプリに参加してきました。
実は私、牛久に実家があります。
中学∼高校生の時には毎日のように通っていたフィールドです。
およそ20年ぶりの釣行ということで当時と状況は変わっているのか?それとも変わっていないのか、楽しみにしていました。

牛久沼は3本の川が集まってできたフラットな沼です。
全体的に浅く、岸沿いにはアシやガマ等の水生植物が延々と生えています。

この草系カバーをいかに攻略するかが一つのキーとなるのは間違いありません。

(こんな景色が続く)


プラは東谷田川と西谷田川どちらをメインにするかを考えながら進めていきました。
牛久沼のトーナメントのセオリーとして、
「ビッグサイズは東谷田川」
「安定の西谷田川」
というのがあります。

出来る事なら東で勝負を仕掛けたい。その気持ちで状況を見て回りましたが、連日の日差しと雨が少ない影響か東にはアオコが発生しており、水質がイマイチでした。

魚の反応も少なかったので、西を見に行くとこちらは水質〇。

(プラではかなりの距離を走り回った)

魚の活性も高く、土曜日のプラでは複数の魚をキャッチできました。
競技時間とボートのスピードを計算すると、行けるのは東と西どちらかのみ。

悩んだ挙句、西で勝負する決断をしました。

(このグッドサイズで西での勝負を決断)


そして当日。朝からかなりまとまった雨。
試合スタートと同時に西の上流方向にボートを走らせます。
1時間40分程掛けてようやく目当てのエリアに到着。
水がかなりクリアアップしていました。

この日メインでキャストしたのはトップウォータープラグ。
水深の浅い牛久沼ではバスの表層への意識が強く、トップが良く効きます。
ラインはPEラインを使用。
草系カバーに軽く引っ掛かったルアーをポロっと外した際、伸びのあるラインだと弾力でルアーが手前に飛んできてしまうので、伸びの少ないPEラインをセレクトしました。
リールは回収∼キャストを手返し良くするためギア比8.1:1のアルカンセXSをチョイス。
アルカンセはPEラインとの相性も抜群で、PE3号を巻いたこのリールはトップやコンパクトフロッグ等のゲームで活躍してくれてます。
ロッドはアシ際へのソフトな着水を演出したかったので、ティップがしなやかなアルカンセV610Mを使いました。

岸ギリギリに丁寧にキャストを繰り返していきますが、反応ナシ。
周りの選手も苦戦しているようです。
雨によってフレッシュな水が上流から入ってきており、それによってクリアになった水が難易度を跳ね上げている様子でした。
途中、トップからクランクベイトにチェンジし、水面下も探りますがこれも実らず。
結局ノーフィッシュのまま帰着の時間を迎えてしまいました。


表彰式での上位者インタビューを聞いてビックリ!なんとほとんどの上位選手は東をメインエリアにしていたそうです。前日まで完全に沈黙していた東。当日の雨で一気に水が入れ替わり、状況が上向いた様子でした。
プラにこだわり過ぎず、その時々で判断をしなければならないという勉強になった大会でした。


H–1グランプリ次戦は神奈川県の相模湖。
表彰台目指して頑張ります!

関係者各位、参加選手の皆様ありがとうございました。

(上位選手の皆様)


メインタックル
ロッド アルカンセV610M
リール アルカンセXSレフト
ライン PE3号