1シーズンをアルカンセと共に

written by 石田圭吾


令和元年よりZPIプロスタッフとして活動させて頂き、日々の釣行を共に、アルカンセにはとても助けられた1年となりました。


幸先の良い令和スタートは、ノーマルアルカンセの遠投性能を活かしたライン16lbを巻いた高比重ワームの遠距離戦。

大減水のリザーバーで令和初のメモリアルフィッシュに出会えました!


この時に感じた『ドラグMAX9kgに加えた丸型ノブの握り易さ』、指の根元までガッチリと力の入るノブ形状が生み出すパワフルな巻き取りで、50UPのバスに一切主導権を握れずに浮き上がってきました。
ロッドのパワーで感じた事はあっても、リールのパワーを感じたのはまだまだ未熟な僕のバスフィッシング歴15年の中で始めてでした。

その後も着実に本領発揮するノーマルアルカンセ。

扱うルアーのジャンルは無限大に加えたパワー、中∼長距離戦、バーサタイル∼パワースタイルが確立です。


そして夏にRG–Cの登場。

パワーフィネスでの出番が多く、ノーシンカーワーム、リーダーレスダウンショットからスモラバと、トータルウエイト10∼3.5gまでの幅広いウエイト対応力に、ブレーキ設定次第で全て同じ感覚で投げれるキャストフィールには衝撃を受けました。


近年ルアー内部機構の移動重心が進化している物もありますが、ライトプラグや空気抵抗を受け易いフラットサイドクランク、固定重心のルアーもオートマチックにブレーキが加わり、毎投安定した飛行姿勢を生み出します。

陸っぱりで重宝するピンスポットへのアプローチがスピーディーになることで魚との距離を一気に縮めるリールになっています。


近距離戦で最もポテンシャルを発揮するRG–Cですが、フルキャストした際の飛距離はノーマルアルカンセに負けず劣らず、時として必要とされるロングアプローチも対応します!
最深部の浅い中規模野池、ブレイクラインが遠いリザーバーなどをライトウエイトなルアーでサーチ可能とし、ヘビーウエイトだと狙いたいポイントに届いても底を拾い根掛かりのストレスも解消してくれます。

軽いルアー程キャスタビリティーに優れ、今の季節に活躍するメタルバイブは7gもあれば50m近い飛距離を確保してくれます!
流行りのPEを用いたスピニングではなく、ベイトタックルの方が着底も明確でラインテンションも程よく掛けれるのでバイトも感じ易いのは当たり前。
チャンスの数少ない冬の釣りは勿論、シーンを特定しないリールになっておりますので、是非お試し下さいッ!!