EZオフセットは3サイズのラインナップでスタートします。
サイズ表記は従来の#2とか#3/0といった番手表示ではなく、S/M/Lとシンプルな表記にしました。
このS/M/Lの3サイズで、従来の表記だと#2、#1、#1/0、#2/0、#3/0、#4/0、#5/0とおよそ7サイズ分の領域をカバーできる設計になっています。
つまりSならS、MならMでワンサイズでカバーできる幅が広く、様々なワームに対応できるということです。
それを可能にしたのがアイからクランク部までの長さ。
これによりワームサイズに合わせて浅く刺したり、深く刺したりできるようになっていて、フックポイントを好みの位置にもってくることができます。
荷物を絞りたいオカッパリにはベストマッチのフックです。
もちろんボートでもEZオフセットが幅広い領域をカバーしてくれるので、フックケースの空いたスペースに他の極小フックや大型フックを加えやすくなるメリットがあるでしょう。
ギャップが狭いと
- 貫通力アップ
- 障害物回避性能アップ
ギャップが広いと
- 口の中の深い位置に刺さる
- 太いワームと相性◎
になります。
EZオフセットのギャップ幅は、狭すぎず広すぎずの絶妙な設定。これにより貫通力やスナッグレス性を損なうことなく、バルキーワームにも対応可能になっています。
貫通力を重視した設定で、カバー最奥でラインが枝に跨いでいたり、オカッパリでロングキャストしている時などフッキングのパワーがフックに伝わりにくい状況でも高確率で刺さってくれます。
小さいバーブは刺さった部分の傷口も小さいので、結果としてホールド性(バラシにくさ)も高いのがテストで実証されています。
ちなみに私はルアーフィッシング全般でバーブをペンチで潰してバーブレスで楽しんでいますが、バーブレスでもしっかり魚をキャッチできているので、特にデメリットを感じたことはありません。
ギャップ設定とスモールバーブのコンビネーション。そしてS/M/Lそれぞれに最適な太さの素材を使用することで、EZオフセットは抜群のフッキング性能を発揮します。
EZオフセットのアイは大きめの仕様となっています。
ラインを通しやすく、ライン方向にワームがズレにくいのでしっかりホールドできるメリットがあります。
また近年ではリーダーレスダウンショットや専用リーダーをつかったスルーダウンショットなどが多用されるようになってきました。ラインアイが大きいのでスプリットリング等を装着可能で、あらゆるリグに対応できる自由度を持っています。
例えばカバー撃ちをするにしても、テキサスリグ、リーダーレスダウンショット、スルーダウンショットを状況によって使い分けることで更に多くの魚をキャッチ可能です。
実戦的なスペックを備えた良いフックに仕上がりました。
見掛けたら是非試してみて下さい。