ギア比の選び方

皆さんこんにちは。伊藤雄大です。

前回のブログでは巻き物におけるLSとNSの使い分けを紹介しました。
今回は巻き物/撃ち物どちらも含め、自分にピッタリの一台を選ぶ考え方を紹介します。

(4種類のギア比からピッタリの一台を見つけよう)


巻き物

  • スピナーベイト、クランクベイト、バイブレーション、チャターベイト、スイムジグ等、リトリーブによってアクションが発生するタイプのルアーの総称

撃ち物

  • ワームリグ全般、ラバージグ各種、フロッグ等

上記の定義で話を進めていきます。


まず、巻き物は前回紹介したようにローギアリールが適しています。
撃ち物はラインがたるんだ状態でバイトを感知し、そこから糸フケを一気に回収してフッキングする都合で、ハイギアリールが有利です。
またハイギアになるほど回収のスピードも上がるので、次々とカバーを撃っていく状況でも手返しが良くなります。

(巻き物で仕留めた50アップ)

(撃ち物ではハイギアのアドバンテージが光る)

つまり、巻き物と撃ち物では要求されるギア比が真逆となっているのです。
ここがアングラーを悩ませる原因と言えますね(笑)
このへんを踏まえた上での一台となると、自分の釣りの巻き物/撃ち物の割合を考えて下記のように選ぶのがベストではないかと思います。

  • LS(ギア比5.6:1)・・・巻き物オンリー
  • NS(ギア比6.6:1)・・・巻き物7割、撃ち物3割でゲーム展開したい
  • HS(ギア比7.3:1)・・・巻き物3割、撃ち物7割でゲーム展開したい
  • XS(ギア比8.1:1)・・・撃ち物オンリー

結論としては、タックル数に制限のあるオカッパリでは一台で色々な釣りをカバーしてもらう必要があるので、汎用性の高いNSやHSが使いやすいです。
多くのタックルを持ち込めるボートや、オカッパリでも特定の釣りをやりきるゲームプランであれば、より専門性の高いLSやXSをラインナップに組み込むとより快適にゲームを展開できるでしょう。


リール選びの参考になれば幸いです。

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