巻き物には LS?NS?

皆さんこんにちは。伊藤雄大です。

アルカンセリールにはLS/NS/HS/XSと4タイプのギア比があります。
今回はその中でも巻き物に向いているLS(ギア比5.6:1)とNS(6.6:1)を紹介します。


巻き物とは、スピナーベイト、クランクベイト、バイブレーション、チャターベイト、スイムジグ等、リトリーブによってアクションが発生するタイプのルアーの総称です。
ハンドルをグイグイ巻いていく動作からこの名前が付きました。

この釣りには、巻きスピードのコントロールのし易さから、ローギアリールが有利と昔から言われています。
先日、サトシン塾でおなじみの琵琶湖プロガイドサトシンさんとの動画撮影でもローギアリールの有効性をたっぷりと語っていただきました。


【解説編】

【検証・実釣編】


純粋な巻きの動作だけ考えるならLS一択!となるのですが、私は他の様々な条件も加味してLSとNSを使い分けて巻き物ゲームを楽しんでいます。
具体的にはアルカンセロッドFM71MHにはLS、FM66MにはNSを組み合わせて使用。

FM71MH使用時は長さを活かしたオーバーヘッドキャストが多く、キャスト距離が長くなります。
巻いている時間がゲームの中で大きな割合を占めるので、よりリトリーブに特化したLSというチョイスになります。

使用ルアーはディープクランク、マグナムクランク、バイブレーション、ヘビースピナーベイト、スイムジグが多いです。

(特にビッグレイクではLSの恩恵大)

一方、FM66Mは近距離でのピンスポットキャストを多用。
着水からハンドル5回転までが食わせの重要ポイントとなるので、ルアーアクションの立ち上がりや、次のキャストに向けての回収の手返しを重視してNSをチョイスしてます。
使用ルアーはシャロークランク、1/2オンス以下のスピナーベイト、小型チャターベイトがメイン。

また、ロッド操作でアクションを付けるジャークベイトやトップウォータープラグもこのセッティングがマッチするので便利です。

(リザーバーでは小技の効くNSも出番多し)


面を広く探る釣りにはLS、ピンスポットを手返し良くサーチするNSと使い分けてみて下さい。