ビッグスプーンのススメ

皆さんこんにちは。伊藤雄大です。

今回は初冬まで有効なビッグスプーンの釣りを紹介します。
このルアーはかなりマニアックで、実践しているアングラーもそれほど多くない釣りかと思います。

ルアーはコレ(右図)を使います。

(ダイラッカ120mm38gの大ボリューム)


各社からビッグスプーンが発売されていますが、フォールのスピード感を体に馴染ませるために私はあえて一種類に絞り込んでいます。

狙うポイントはいわゆる縦ストラクチャー。
立木、岩盤、橋脚、水門周りなどの縦に伸びる障害物の周りに落とし込んでいきます。水深は2∼8mが狙い目。
これらの「中層」に浮いているやる気のないニュートラル状態のバスに対し、強烈な光のアピールとスライドフォールでリアクションバイトを誘っていく釣りです。

ワーム等で散々攻められたポイントでもビッグスプーンを入れるとポロっとビッグフィッシュが出るのも珍しくありません。

(立木で仕留めたグッドサイズ)


使い方のコツとして一番重要なのが根掛りの回避。
遠くに投げると正確にコントロールしづらく、ラインが障害物に取られての根掛りも増えるので、基本的にはショートキャストでバーチカル(縦方向)にアプローチしていきましょう。やむを得ず根掛りしてしまった場合には強く引っ張らず、軽くゆすってやれば外れます。
それでもダメなら根掛り外しオモリを投入すればほとんど回収できるかと思います。

(スナップをラインに通してオモリの落ちる反動で根掛りを外す)

(ラインのヨレ防止のためヨリモドシを装着)


バイトはフォール中にラインがピタッと止まったり、シャクリを入れようとした瞬間にガツンとカウンターになったりというパターンが多く、いずれの場合もしっかり強めにフッキングを入れる必要があります。

(岩盤沿いのフォールも有効)


タックルも強めのセッティングがオススメ。

V72MHにフロロ16ポンド or JW70Hにフロロ20ポンドを組み合わせ、リールはアルカンセXSが使いやすいです。

(バシッとフッキングできる強めのタックルで)


ツボにハマった時の爆発力は抜群の釣りなので、是非チャレンジしてみてください。