カバー撃ちロッドの使い分け『その2』 バーサタイルV72MH 編

皆さんこんにちは。伊藤雄大です。
カバー撃ちに適したロッドということで今回はアルカンセバーサタイルV72MHを紹介します。


MH=ミディアムヘビーの表記になっているこのロッドですが、前回紹介した同じくミディアムヘビーのJW69MHSTと比較すると全体的にパワフルさを感じられる仕上がりになっています。

(パワーファイトも可能なブランクス設定)


ティップは柔らかめの調子でキャスト時にしっかりと曲がってくれるので思い通りのスポットにキャストを決められます。バット部はMHとしては強めでかなり濃いカバーにも対応可能。
トータルで見ると強めのMHといった感じですね。
ロンググリップになっているので、オカッパリで対岸カバー狙いのオーバーヘッドフルキャストもラクラク。グリップエンドを肘に当てて手首のパワーを補助できるので、ワンハンド(片手)のバックハンドキャストもやり易いです。

カバー撃ちで得意な場面は幅広く、様々なカバーゲームに対応できます。
アシやウィード等の水生植物では軽快にリグをコントロール可能。倒木や冠水ブッシュ等のハードカバーでも長さを活かしたロングストロークのフッキングを決められます。

(長めのグリップがキャストをアシスト)

(ハードなブッシュまで対応可能)


より繊細なJW69MHSTとストロングなJW70Hに両脇を支えてもらえば完璧なカバー攻略が可能になるでしょう。

カバー周りでの下記オススメリグを試してみてください。

(アベレージサイズによってラインの太さを調整しよう)

  • 5∼10gテキサス
  • 5∼10gリーダーレスダウンショット
  • 7∼10gラバージグ
  • ギル型ワームライトテキサス
  • 高比重ワームバックスライドセッティング
  • 7∼10インチロングワームネコリグ

上記の通り一通り何でもできます。V72MHはハードルアーへの適応性も高いのでどんなフィールドでも活躍してくれる、まさにバーサタイルな一本になっています。
ラインは12∼16ポンドフロロカーボンを合わせてみて下さい。