レンタルボート快適化計画 ~バッテリー編その2~

皆さんこんにちは。
ボート快適装備研究家の伊藤雄大です。

レンタルボートやアルミボートで釣行するアングラー向けに、お役立ちアイテムを紹介するこのシリーズ。
前回に引き続きリチウムバッテリーを紹介していきます。

前回のブログではリチウム電池リチビーを導入した経緯と、どんなモデルを購入したかを紹介しました。
今回は具体的なメリット⁄デメリットを紹介していきます。


メリット1
【ボートが速くなる】
リチビーは1個で24Vを発揮できるので、鉛12Vを直列で2個接続するのと比較して、単純にバッテリーの数が半分になります。しかも1個あたりも軽くなるので相当な軽量化が可能になります。
私の場合、鉛26.5キロ×2個=53キロがリチビー19.9キロになり、33キロの軽量化に成功しました。軽量化はスピードに直結しやすく、立ち上がりの良さと巡行速度が大きく改善されました。
具体的にはエレキがミンコタマクサム80ポンドでスピードダイヤル80だと従来は6.0キロ前後だったのが、6.6キロ前後になりおよそ10%スピードアップしました。


メリット2
【準備&片付けがラク】
軽く、数も半分なので準備や片付けが圧倒的にラクになりました。
釣りをする前から汗ダクという最悪の事態を避けられるようになります(笑)
フィールドによってエレキを二機掛けする場合等はさらにありがたみを痛感します。

遠征先でホテルの部屋まで運ぶ際にも良いですね。

(オレンジのケースがバッテリー)


メリット3
【充電が早い】
ごく稀に使い切った場面でも数時間、あまり使わなかった日は一時間弱で充電が終わるくらい充電が早いです。帰ってきて真っ先に充電∼道具片付け∼お風呂とすれば、風呂上りには大抵充電完了しています。従来は夏の夕方遅くまで釣りをすると、次の日の夜明けに充電が間に合わないこともあったので、このストレスから解放されます。

といった感じでたくさんのメリットがあります。
気になるデメリットも見ていきましょう。


デメリット1
【価格が高い】
購入価格は同容量の鉛バッテリーの5∼6倍になります。
ただし寿命も5倍以上はあるらしいので、長い目で見ると鉛バッテリーを繰り返し購入していくのとコストに大差はないのかな?と思います。


デメリット2
【ボートがフロントヘビーになる】
リチビーは軽いので、ボート最後部に置いてもボートの前側が沈み込みやすくなります。
リアが浮き気味になると風でリアが流れやすくなるので、ラダーを使ってリアの流れを防ぐと良いですね。二人乗船や試合でライブウエルに水を溜める場合は自然と水平になるので全く気になりません。

デメリット3
【完全防水ではない】
防滴処理はされているらしいですが、完全防水ではありません。
付属品の防水キャップを被せておけば十分に防水できると周囲のリチビーユーザーから聞きますが、私は心配性なので完璧に防水するためにケースに入れて使用しています。
ケースに入れるとボート上での足の踏み場にもなるので、これはこれで良いと思います。


まとめ
初期投資は必要になりますが、数々のメリットがあるので是非導入をオススメします。
普段の釣行がかなり快適になりました。
鉛バッテリーの買い換えのタイミング等で検討してみてはどうでしょうか?